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【徹底解説】RIMOWA Original(オリジナル)全サイズ比較!旧トパーズとの違いや経年変化の魅力とは?

「RIMOWA Originalの全サイズ比較と、旧型トパーズとの違いを徹底解説する記事のアイキャッチ画像。スーツケースの写真と仕様比較イラスト入り。」
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空港のラウンジや手荷物受取所で、ひときわ輝きを放つシルバーのスーツケース。
「いつかは自分も…」と憧れたことはありませんか?

それは間違いなく、RIMOWA(リモワ)の「Original(オリジナル)」コレクションです。

かつて「TOPAS(トパーズ)」の名で親しまれ、世界中の旅人を魅了してきたこのアルミニウム製スーツケースは、単なる荷物入れではありません。
旅を重ねるごとに傷が増え、それが唯一無二の「履歴書」となっていく——。

しかし、いざ購入しようとすると、 「サイズの種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」 「ポリカーボネート製(Essential)と比べて重さはどうなの?」 「高い買い物だから絶対に失敗したくない」 という悩みに直面するはず。

そこで本記事では、RIMOWA修理歴10年以上の筆者が、RIMOWA Originalの全サイズ比較から、旧モデルとの違い、そして愛すべき「傷」の魅力までを解説します。

結論から言うと、Originalは「重さ」さえ許容できれば、これ以上ない最高の旅の相棒になります。
あなたにぴったりの一台を見つける手助けになれば幸いです。

空港ラウンジの窓際(左)と、手荷物受取所のターンテーブル脇(右)にそれぞれ佇む、RIMOWA(リモワ)のシルバーアルミニウム製スーツケース「Original」。
空港のラウンジや手荷物受取所(バゲージクレーム)で、何気なく置かれていてもひときわ目を引くRIMOWAのアルミニウムスーツケース。その普遍的な美しさは、どんな旅のシーンも格上げしてくれます。
この記事で解ること
  • 全ラインナップ比較: CabinからTrunkまで、サイズ・容量・重量スペックを網羅
  • 失敗しない選び方: あなたの旅のスタイルに合った最適な1台がわかる
  • 旧モデルとの違い: 「TOPAS(トパーズ)」からの変更点を解説
  • エイジングの真実: アルミ製ならではの「傷」の愛し方とカラー別の特徴

RIMOWA Original(オリジナル)とは? 「トパーズ」のDNAを継ぐ王道モデル

2018年、RIMOWAはブランド創立120周年を機に、大規模なリブランディングを行いました。その際、長年「TOPAS(トパーズ)」として親しまれてきたアルミニウムモデルが、「Original(オリジナル)」へと名称を変更しました。

RIMOWA(リモワ)の120周年リブランディングを示すイラスト。左側は旧ロゴとヴィンテージ風背景の「TOPAS(〜2017)」、右側は新ロゴとモダンな背景の「Original(2018〜)」が配置され、中央のエンブレムと矢印で名称変更と継承の歴史を表現している。
2018年、RIMOWA創立120周年の大規模なリブランディング。長年愛されてきたアルミニウムのアイコン「TOPAS(トパーズ)」は、「Original(オリジナル)」へと名称が変更されました。

名前が変わっても、その本質は変わりません。
航空機の機体にも使用される高品質なアルミニウム合金を使用し、耐久性と軽さを高次元で両立。
そして何より、RIMOWAの象徴である「グルーヴ(リブ加工)」が、圧倒的な存在感を放ちます。

このグルーヴは、単なるデザインではありません。薄いアルミ板に凹凸をつけることで、衝撃に対する耐久性を飛躍的に高めるための、機能美の結晶なのです。

なぜ「Original」が選ばれるのか? 3つの決定的な魅力

1. 圧倒的な堅牢性とセキュリティ

ホテルの部屋で、男性の手がRIMOWA(リモワ)Originalスーツケース(シルバー)の側面にある堅牢なフレーム開閉式ラッチ(TSAロック)を操作しているクローズアップ写真。
「カシャッ、バチンッ」。重厚な金属音が旅の始まりを告げる。この堅牢なラッチを操作する瞬間の高揚感こそ、RIMOWA Originalを持つ真の喜びです。

Original最大の特徴は、ファスナー(ジッパー)ではなく、強固なフレーム開閉式であることです。
鋭利な刃物で切り裂かれるリスクがあるファスナータイプに比べ、金属フレームの防犯性は桁違い。海外の治安が不安定な地域でも、大切な荷物を守り抜く頼もしさがあります。

また、閉める瞬間の感触も特別です。
荷物を詰めて蓋を閉じ、ラッチ(留め具)をかけた時の「カシャッ、バチンッ」という重厚な金属音。
この音を聞くたびに、「さあ、旅が始まる」というスイッチが入るのです。
ラッチには米国渡航に必須のTSAロックがスマートに埋め込まれており、機能と美観を損なうことなくセキュリティを担保しています。

2. 「傷」が「味」になるエイジング(経年変化)

空港の手荷物受取所ターンテーブル上での比較写真。左側は無数の傷、凹み、ステッカーで覆われ使い込まれた銀色のRIMOWA Originalで、下部に「RIMOWA ORIGINAL: BADGES OF HONOR & PATINA(旅の勲章と経年変化)」というテキストがある。右側は新品でピカピカの銀色のRIMOWA Originalで、対比として「ORDINARY SUITCASE: DETERIORATION(普通のスーツケース:劣化)」というテキストが添えられている。
「劣化」と呼ぶか、「勲章」と呼ぶか。RIMOWA Originalは、使い込むほどにあなただけの物語を刻み込み、唯一無二の存在へと進化します。

普通のスーツケースなら、傷や凹みはただの「劣化」です。
しかし、RIMOWA Originalにおいて、傷は「旅の勲章」であり「味」です。

空港のターンテーブルで手荒く扱われ、ボコボコに凹んだOriginalほど、旅慣れたオーラを放ちカッコいいものはありません。
新品のピカピカな状態も美しいですが、お気に入りのステッカーを貼ったり、無数の傷が刻まれたりした個体こそが、世界に一つだけのあなたのオリジナルになります。

3. 快適な移動を約束する「マルチホイール」

石畳の街並みを指一本で軽快に進むRIMOWA Originalのイラストと、メルセデス・ベンツのロゴが入ったマルチホイールの拡大図。「指一本で、滑らかに。スーツケースのベンツ、RIMOWA。」というキャッチコピー入り。
まるで高級車のような滑らかな走り心地。特許取得の「マルチホイールシステム」が、石畳の多いヨーロッパの街歩きさえも、ストレスフリーな快適な体験へと変えてくれます。(※画像はイメージです)

「アルミは重いから持ち運びが大変そう…」と心配される方もいるでしょう。
確かに本体重量はありますが、RIMOWA独自の「マルチホイールシステム」がその重さを忘れさせてくれます。

ボールベアリングを搭載したホイールは、指一本で押せるほど滑らか。
デコボコしたアスファルトや、ホテルの分厚い絨毯の上でも、ストレスフリーで追従してくれます。
この走行性能こそが、RIMOWAが「スーツケースのベンツ」と呼ばれる所以です。

失敗しないサイズ選び! Original 全ラインナップ比較

Originalはサイズ展開が豊富です。
用途に合わせて最適なモデルを選びましょう。
※サイズ・重量は現行モデルの目安です。個体差により若干前後します。

【機内持ち込みサイズ】短期旅行・出張の味方

Cabin S(キャビン S)

  • サイズ: 約55×40×20 cm
  • 容量: 31L
  • 重量: 4.2kg
  • 特徴: もっともスリムなモデル。100席未満の国内線や、規定の厳しいLCC(格安航空会社)でも持ち込める可能性が高いサイズです。「絶対に預け入れしたくない」「どこへでもスムーズに持ち運びたい」という方におすすめ。1〜2泊向け。

Cabin(キャビン)

  • サイズ: 約55×40×23 cm
  • 容量: 35L
  • 重量: 4.3kg
  • 特徴: 王道の機内持ち込みサイズ。JAL/ANAなどの主要航空会社(100席以上)であれば問題なく持ち込めます。Cabin Sより厚みがあり、収納力がアップ。2〜3泊の旅行や出張に最適で、最初の1台として最も選ばれているベストセラーです。

Cabin Plus(キャビン プラス)

  • サイズ: 約57×44×25.5 cm
  • 容量: 49L
  • 重量: 4.7kg
  • 特徴: 機内持ち込みの限界に挑んだ最大容量モデル。3〜4泊まで対応できる頼もしさがありますが、航空会社や機材によっては持ち込みを断られる(預け入れになる)リスクがあります。「預ける前提だが、コンパクトにまとめたい」「ルールを熟知した上で、少しでも多く運びたい」という玄人向けです。

【預け入れサイズ】中〜長期の旅行へ

Check-in M(チェックイン M)

  • サイズ: 約69×44×27.5 cm
  • 容量: 60L
  • 重量: 5.4kg
  • 特徴: 4〜6泊程度の中期旅行に最適。大きすぎず小さすぎず、取り回しの良さと容量のバランスが絶妙です。お土産が増えても安心なサイズ感。

Check-in L(チェックイン L)

  • サイズ: 約79×51×27.5 cm
  • 容量: 86L
  • 重量: 6.2kg
  • 特徴: 1週間〜10日間の長期旅行向け。海外旅行の定番サイズです。「大は小を兼ねる」で選ぶならこれ。

【長期滞在・特殊形状】トレンドの「トランク」

Trunk / Trunk Plus

  • Trunk: 約73×44×36.5 cm (90L)
  • Trunk Plus: 約80×36.5×44 cm (105L)
  • 特徴: 今、最も注目されているのがこの「Trunk(トランク)」シリーズ(旧スポーツ)。 冷蔵庫のような縦長の形状で、深さがたっぷりあるのが特徴です。通常の平たいスーツケースには入りにくい「ヘルメット」「靴の箱」「背の高い家電」なども楽々収納可能。 車のトランクにも積みやすく、ホテルで広げる際も省スペースで済むため、リピーターが続出しています。

【ビジネス・プロフェッショナル向け】

Original Compact(コンパクト)

  • サイズ: 約40.5×41.5×23 cm
  • 容量: 29L
  • 重量: 4.3kg
  • 特徴: 旧「ビジネストローリー」の進化版。内部には取り外し可能なアコーディオンディバイダー(蛇腹)が付属し、書類やPCを整理して収納できます。4輪ホイールで機動力も抜群。蛇腹を外せば、1泊分の着替えが入る小型スーツケースに変身する二刀流モデルです。

Original Pilot(パイロット)

  • サイズ: 約42×50×23 cm
  • 容量: 31L
  • 重量: 4.9kg
  • 特徴: パイロットやDJなど、プロフェッショナルに愛される伝説的モデル。最大の特徴は、上から蓋が開く「トップローディング」方式。移動中でも中身をサッと取り出せる利便性は唯一無二です。長らく廃盤でしたが待望の復刻(4輪化)。在庫希少なことも多い、憧れの逸品です。

あなたの個性を映す「カラーバリエーション」とエイジング

Originalを選ぶ際、サイズと同じくらい悩ましいのが「色」です。

Silver(シルバー)

RIMOWA Original シルバーカラーのスーツケース4サイズ(左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク)が、ロック面を正面にして白い背景の前に並んでいる様子。
RIMOWA Original シルバー:左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク(ロック面配置)

RIMOWAの代名詞。塗装ではないアルミ合金そのものの輝きを楽しめます。
傷がついても目立ちにくく、むしろ金属の質感と馴染んで「味」になります。
ステッカーチューンが最も映えるのもこの色です。

Black(ブラック)

RIMOWA Original ブラックのスーツケース4サイズ(左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク)が、ロック面を正面にして白い背景の前に並んでいる様子。
RIMOWA Original ブラック:左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク(ロック面配置)

高度なアルマイト加工によるマットで深い黒。旧「Stealth(ステルス)」の系譜です。
この色のエイジングの醍醐味は、傷がつくと黒い皮膜の下から「アルミの銀色」が露出すること
通称「ハゲチョロ」とも呼ばれるこの黒と銀のコントラストが、使い込むほどにワイルドで男らしい渋さを醸し出します。

Titanium(チタニウム)

RIMOWA Original チタニウムカラーのスーツケース4サイズ(左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク)が、ロック面を正面にして白い背景の前に並んでいる様子
RIMOWA Original チタニウム:左からキャビン、チェックインM、チェックインL、トランク(ロック面配置)

シャンパンゴールドのような、温かみのある色合い。
ラグジュアリーで上品な印象があり、女性人気も高いカラーです。
傷の目立ち方はシルバーとブラックの中間くらい。

ここが変わった! 旧モデル「TOPAS(トパーズ)」との違い

中古市場で「トパーズ」を検討している方もいるかもしれません。主な違いは以下の通りです。

  1. バッグホルダーの廃止:
    トパーズの特徴でもあった、前面(蓋側)上部の「巻取り式手荷物フック(Add-a-Bag Holder)」が廃止されました。
    これによりデザインはよりミニマルで洗練されたものになりましたが、ビジネスバッグ等を掛けていたユーザーにとっては大きな変更点です。
  2. 内装カラーと固定方法:
    内装はトパーズ時代の鮮やかな「ブルー」から、シックな濃いグレーを基調とした色に変更。
    また、旧型で見られたクロスベルト(パッキングストラップ)ではなく、両面ともに面で押さえる「フレックスディバイダー」に統一され、荷崩れ防止性能が向上しました。
  3. ロゴデザイン:
    プレート上のロゴが、シンプルでモダンなフォントに変更されました。
  4. E-Tagの廃止:
    一時期導入された電子タグ(E-Tag)モデルは、現行Originalでは廃止されています。
RIMOWAの旧型スーツケース『TOPAS』と現行モデル『Original』の仕様比較イラスト。左側のTOPASはバッグホルダー有り、ブルー内装とクロスベルト、旧ロゴ、E-Tag有りが特徴。右側のOriginalはホルダー廃止でミニマルに、濃グレー内装とフレックスディバイダーに変更、新ロゴ、E-Tag廃止となっている。
RIMOWA 旧型『TOPAS』と現行『Original』の比較。バッグホルダーの廃止、内装色と固定方法の変更、ロゴデザインの刷新など、よりミニマルで洗練された仕様へと進化しています。

購入前に知っておくべき「デメリット」と対策

最後に、買ってから後悔しないためにデメリットも正直にお伝えします。

最大のデメリットは「重さ」です。
ポリカーボネート製の「Essential Cabin」が約3.2kgなのに対し、「Original Cabin」は約4.3kg。
その差は1kg以上あります。 階段の上り下りや、網棚に持ち上げる際は正直重いです。

しかし、地面を転がしている時は、高性能なホイールのおかげでその重さを全く感じません。 また、2022年7月25日以降の購入分から「生涯保証(Lifetime Warranty)」(※条件あり)が付与されるようになりました。
修理しながら一生使えることを考えれば、この重さも堅牢性の証として愛せるはずです。

RIMOWA Originalに関するよくある質問(Q&A)

Q
シルバーとブラック、どちらが傷が目立ちますか?

ブラックの方が目立ちます。
ブラックは黒い塗装の下がアルミ(銀色)なので、傷がつくと銀色が見えます。
これを「ハゲチョロ」と呼び、コントラストを楽しむのがRIMOWAファンの醍醐味ですが、綺麗なまま使いたい場合は、傷が馴染みやすいシルバーがおすすめです。

Q
凹んでしまった場合、修理はできますか?

はい、可能です。
RIMOWAのクライアントサービスで修理できます。
ただし、アルミの特性上、完全に元通りの平らな状態に戻すのは難しい場合があります。
「ある程度叩いて戻す」ことになりますが、その修理跡もまた旅の記録として愛着が湧くポイントです。

Q
専用カバーはつけた方がいいですか?

傷を防ぎたいならアリですが、基本的にはおすすめしません。
Originalの魅力は「傷=味」というエイジングにあります。
カバーをかけるとせっかくのアルミの質感も楽しめません。
どうしても傷つけたくない保管時のみ使用するのが良いでしょう。

「Originalも魅力的だけど、他のモデルも捨てがたい!」
そんなあなたのために、RIMOWAの人気4大モデル(Original / Classic / Essential / Hybrid)を徹底比較しました。
後悔しない選び方の決定版です。

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まとめ:RIMOWA Originalは「旅のパートナー」を探している人におすすめ

RIMOWA Originalは、決して安い買い物ではありません。重さもあります。
しかし、それを補って余りある「所有する喜び」「安心感」がそこにはあります。

旅を共にするたびに傷が増え、それが思い出となり、世界に一つだけの相棒に育っていく。
そんな体験ができるのは、アルミ製のOriginalだけです。

夕暮れ時のヨーロッパの古い石畳の上に置かれた、使い込まれたシルバーのRIMOWA Originalスーツケース。表面全体に多数の凹み、傷があり、古びたトラベルステッカーが複数貼られている。背景にはバックパックを背負った旅行者の後ろ姿と、歴史的な街並みがぼんやりと広がっている。
夕暮れの街角で、次の旅路を見据える旅行者と、その傍らに寄り添うRIMOWA。長い時間をかけて使い込まれたその姿は、単なる荷物入れではなく、信頼できる『旅のパートナー』そのものです。

あなたも、新品のRIMOWAを持って、「最初の傷」をつける旅に出かけませんか?

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冬色
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しがないリペア職人
普段は街の総合リペアショップの片隅で、日々持ち込まれる愛用品の治療(修理)を行っています。 この道に入って、気づけば10年近くが経ちました。
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